特定非営利活動法人 愛知県理学療法学会

第33回
愛知県理学療法学術大会

大会長あいさつ

第33回愛知県理学療法学術大会 
大会長 江口雅之(独立行政法人労働者健康安全機構 中部労災病院)

 今から遡ること57年前1967年に第2回理学療法士国家試験において東海3県で27名の理学療法士が誕生し翌年に有志で学術研究会を立ち上げました。その後、日本理学療法士協会 東海支部を経て1979年に愛知、三重、岐阜のそれぞれの県士会が設立され発足時の愛知士会は会員数65名でした。それから45年を経て愛知県理学療法士会は、会員数は約6000名となり組織は急拡大しました。理学療法士の活躍する場は医療を中心とする病院施設から、介護施設や在宅サービスなど様々なニーズに対応し、理学療法のサービスを提供することが可能になりました。その変化に伴い教育機関や卒後教育の充足が進み理学療法士の専門性を研鑽する機会も徐々に増加しました。愛知県理学療法学術大会は自己研鑽や情報交流の場として大きな役割を果してきました。33回を迎える本大会ではテーマを「運動の再考」としました。理学療法士は人の動作を診て運動機能にアプローチすることを生業する職業です。理学療法の介入に於いて運動の回復、改善の目標に大きな差異は生じることは少ないと思いますが方法は多岐に亘り、その選択には様々な考え方が存在します。そのため臨床では迷うことも多々あると思います。本大会では特別公演「(仮)運動の再考」とシンポジウム「(仮)レジェンドから学ぶ運動の診方」を通して演者の皆さんに各専門分野から運動をどの様に捉えているか、概説して頂く予定です。長年に亘り研鑽を続けてきた先達の貴重な講演が今後の理学療法の一助となると考えます。そして一般演題では談話スペースを設け座長、演者の意見交換などができるようにプログラムを調整しました。県学会ならではの施設間交流や情報共有の糸口となることを期待しております。若手、中堅会員が志す専門性を先達の背中に見出してもらえれば幸甚に存じます。どうぞ多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。

謹白

大会長 江口雅之

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